親から赤ちゃんに虫歯が移る
赤ちゃんは初めから虫歯の菌を持っていません。歯がない赤ちゃんに揃いだして離乳食を
食べるようになった時に親が口移しをして食べさせようとする時に虫歯の菌が移ってしま
うのです。
親は赤ちゃんがきちんとご飯を食べられるようにと考えたり、愛情表現の一種のつもりで
口移しや同じ箸、スプーンやフォークといったもので食べ物を与えたり、キスをします。
しかし、この行為によって、親が持っていた虫歯の菌を赤ちゃんに移してしまうことがあ
るのです。これはしっかりと証明されている話です。親が赤ちゃんにこのような行為をし
ている場合の母子の虫歯の菌の量を計測してみると一致し、その他にも虫歯の菌の種類や
遺伝子といった情報が一致したのです。これは親から赤ちゃんに虫歯の菌が移ったことを
証明しています。
親が赤ちゃんを可愛がるというその行為が、結果として赤ちゃんに虫歯の菌を渡してしま
っているということを親は自覚しなければならないのかもしれません。しっかりと親自身
も虫歯を予防することを心がけて、子供にも虫歯を予防することを教えてあげなければな
りません。虫歯は日々のケアが重要なのです。小さい頃から、歯磨きを習慣として身に付
けさせ、最後には親がちゃんと磨けているのかということをチェックするのも良いでしょ
う。
先にも述べたように、赤ちゃんは最初は虫歯の菌を持っていません。親がどのような行動
を取るのかによって虫歯になるかならないかが決まる部分もあるのです。子供が痛い思い
をしないようにしっかりと虫歯の予防を教えてあげてください。