虫歯にとって重要な唾液

唾液は睡眠中には分泌されませんが、一日に500ml前後の量が分泌されていて、その量は 牛乳のパックの半分にもなるのです。その唾液が虫歯を防ぐには重要になってきます。 唾液というのは、唾液腺から分泌されるのですが、口の中には6箇所の唾液の分泌される 場所があります。この6箇所以外にも小さな腺が粘膜にあるので、そこからも分泌されま す。唾液に働きにはたくさんの種類があり、例えば、でんぷん質を分解したり、食べ物を 美味しく感じさせたり、虫歯を予防してくれます。これほど重要な唾液が少なくなってし まう場合があります。それはどのようなときなのでしょうか。 例えば、食事をあまり噛まないで食べてしまうということが挙げられます。唾液は噛めば 噛むほど分泌されるので、よく噛んで食べることをおすすめします。しかし、虫歯になっ てしまって噛めなくなると悪循環になってしまうので、しっかりと治療しなければなりま せん。
唾液が少なくなってしまうと、唾液で口内の汚れを流し落とすことができなくなってしま って虫歯になりやすくなってしまうのです。歯周病にもかかりやすくなってしまいます。 口が渇き気味になって、粘膜が赤くなり、ヒリヒリして歯磨きができないといった悪循環 にならないように気をつけなければなりません。 そのためにも、しっかりと食事をよく噛んで食べるということが重要なのです。最初のう ちから急にたくさん噛むことは辛く感じてしまうため、ゆっくりと噛むという習慣を身に 付けていきましょう。